【10/20&21|大阪】既存の枠組みを超えるエスノグラフィ2Daysワークショップ|人類学的手法からインサイトを見出すEthnography Lab 2025

開催日時|2025.10.20, 2025.10.21


開催場所|大阪大学中之島センター 5F 大阪大学フォーサイト㈱オフィス「カモミール」
大阪府大阪市北区中之島4-3-53

参加フォームはこちら
申し込み締切:2025年10月7日(火)※定員に達した場合は締切とさせていただきます。

「ユーザーの本当の課題が見えない…」「ありきたりなアイデアしか出てこない…」
――その停滞感、人類学の手法を学ぶことで突破できるかもしれません。


人類学のリサーチ手法である「エスノグラフィ」という言葉をご存じですか?
Ethnography Labは、フィールドワークやデータ分析といった実践を通して、エスノグラフィを学ぶ2日間の基礎講座です。
デザインやリサーチに関心のある方はもちろん、「アイデア発想のために自分の視野を広げたい」「自業務を新たな視点で見つめ直したい」「定性データの調査・取り扱い方を学びたい」といった方々を対象としています。
本年度は、南米アマゾンのフィールドで研究を重ねてきた人類学者・神崎隼人氏を講師に迎え、既存の枠組みを超えたインサイトを見出すためのエスノグラフィを、実践形式のワークショップで皆さまにお伝えします。
前回・前々回は申込締切を待たずにすぐに定員が埋まった人気講座です。ぜひお早めにお申し込みください!


[概要]
人類学的な手法の最大の特徴は、自らの仮説、関心、先入観の影響を最小限にとどめ、現場の状況が提起する問題を可能な限り「そのまま」学ぶことにあります。我々が物を見たり、話を聞いたりするときには、しばしばその時の関心にフィットする要素を自動的にピックアップしてしまいます。人類学は、このような自分自身の理解の枠組みに抵抗するテクニックを発展させてきました。人類学が、しばしば既存の枠組みを超えるインサイトを生み出してきたのはこのことによっています。
本講座では、エスノグラフィの基本テクニックである観察、フィールドノート、質的データ分析を取り上げ、何気ない日常的な状況からインサイトを見出す方法を学びます。

[学習目標]
・先入観に左右されない観察力
・自分の経験から数字にならないデータを作り出す能力
・データから有意味なパターンを見出す分析力
・現場の状況をテクノロジー、デザイン、組織、社会の幅広い問題と結びつけて考える能力
・そのために必要なコンセプトと理論

※前々回の様子


[開催日時]
・1日目|10月20日(月)9:30~17:00
・2日目|10月21日(火)9:30~16:00

[開催場所]
大阪大学中之島センター 5F 大阪大学フォーサイト㈱オフィス「カモミール」
大阪府大阪市北区中之島4-3-53
※1日目のフィールドワーク時は大阪駅周辺へ移動します。

[参加費]
100,000円/人(税別、2日間) 
お支払い期日:10月15日(水)
※お申し込み確認後、約1週間を目途に、申込メールアドレスに請求書(電子データ)をお送りしますので、指定銀行口座への事前振込をお願いします。

[講座内容]
《1日目|10月20日(月)9:30~17:00 観察とフィールドワーク》
◆イントロダクション
 ・概要説明&自己紹介
◆講義&ディスカッション
 ・人文知について
 ・人類学的方法について
 ・フィールドワークと「社会的状況」
◆フィールドワーク実施 ※観察時は大阪駅周辺に移動します
 ・観察とフィールドノート清書

《2日目|10月21日(火)9:30~16:00 フィールドノート比較と質的データ分析》
◆講義&ディスカッション
 ・フィールドノートの比較
 ・質的データ分析について
◆コーディング実習&発表
◆2日間の振り返り

※講座内容は状況により変更となる可能性があります。

[講師]
神崎隼人|大阪大学附属図書館 研究開発室 /人間科学研究科 助教

人類学、ラテンアメリカ地域研究。南米ペルーのアマゾニアをフィールドに、先住民運動やインフラストラクチャー開発への抵抗実践について、世界観と科学的知識の摩擦、環境保護運動とのオンライン上での関わり等に注目して研究する。また、エスノグラフィのオープン化や研究データ管理基盤の活用に取り組む。
加藤夏来|大阪大学フォーサイト㈱ Art-Work Catalyst

大学院にてデザイン科学を修了後、大阪ガス行動観察研究所(株)に入社し、行動観察・リサーチを担当。大阪ガス出向時はグループ内のDX・業務改革を推進。2022年 大阪大学フォーサイト(株)に参画。新価値創造のためのコンサルティング、価値具現化に向けたプロトタイピングに取り組む。大阪大学、京都大学、九州大学、滋賀大学などで非常勤講師やゲスト講師を務める。認定人間工学専門家。

[過去の受講生の声]
・専門外でも「人類学」という分野の全体像がわかりやすく、その中でのエスノグラフィの意義が掴めた。
・見たものを全て書き起こすという作業を初めて経験して視野が広がった。こういった訓練により色々な気づきが生まれてくるのかと感じた。
・見たもの全てをありのままに言語化することが苦しく、要約したいという誘惑に駆られた。日頃の業務を通じて自分がいかに効率化、簡略化に染まっているかを自覚できた。
・他の人のフィールドノートと比較して、同じ場所を同じ時間に観察したにも関わらず、こんなにも人によって違いが出るのかと驚いた。
・質的データ分析で、着目したテキストの抽象化とそれらの並べ替えにより、新しいストーリーが浮かび上がった。
・フィールドワーク、質的データ分析といった実践演習により、やってみなければわからない難しさを実感し、業務に適用する上での工夫のしどころがイメージしやすかった。

[事前課題]
当日までに、課題図書の該当箇所について一読をお願いします。
課題図書は当社よりお貸出ししますので、応募フォームにご都合の良い郵送先をご記入ください。
※10月13日(月)頃までに届くよう発送します。


[その他]
1. 2日目:10月21日(火)のワークショップ終了後、懇親会を予定しております(予算⇒5,000円、時間⇒16:30~18:30)。
ご都合よろしければご参加お待ちしております。ご参加については、応募フォームにて講座と併せてお申し込みください。
※懇親会費5,000円は当日現金にてお支払いください。
※懇親会キャンセルは10月15日(水)までにメールでご連絡ください。
キャンセル期限を過ぎますと、キャンセル料(5,000円)を全額負担いただきます。

2. 受講規約をページ下部に掲載しております。ご確認の上お申し込みください。

[Contact]
info(at)ou-foresight.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい。

[受講規約]