【10/2&3|大阪】既存の枠組みを超えるエスノグラフィ2Daysワークショップ|人類学的手法からインサイトを見出すEthnography Lab

開催日時|2024.10.02, 2024.10.03


開催場所|大阪大学中之島センター セミナー室6D
大阪府大阪市北区中之島4-3-53

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申込締切:2024年9月26日(木)※定員に達した場合は締切とさせていただきます。

人類学のリサーチ手法である「エスノグラフィ」という言葉をご存じですか?
Ethnography Labは、フィールドワークやデータ分析といった実践を通して、エスノグラフィを学ぶ2日間の基礎講座です。
デザインやリサーチに関心のある方はもちろん、「アイデア発想のために自分の視野を広げたい」「自業務を新たな視点で見つめ直したい」「定性データの調査・取り扱い方を学びたい」といった方々を対象としています。
大阪大学人間科学研究科の森田教授と神崎特任研究員が、既存の枠組みを超えたインサイトを見出すためのエスノグラフィを実践形式のワークショップで皆さまにお伝えします。
前回は申込締切を待たずにすぐに定員が埋まった人気講座です。ぜひお早めにお申し込みください!


[概要]
人類学的な手法の最大の特徴は、自らの仮説、関心、先入観の影響を最小限にとどめ、現場の状況が提起する問題を可能な限り「そのまま」学ぶことにあります。我々が物を見たり、話を聞いたりするときには、しばしばその時の関心にフィットする要素を自動的にピックアップしてしまいます。人類学は、このような自分自身の理解の枠組みに抵抗するテクニックを発展させてきました。人類学が、しばしば既存の枠組みを超えるインサイトを生み出してきたのはこのことによっています。
本講座では、エスノグラフィの基本テクニックである観察、フィールドノート、質的データ分析を取り上げ、何気ない日常的な状況からインサイトを見出す方法を学びます。

[学習目標]
・先入観に左右されない観察力
・自分の経験から数字にならないデータを作り出す能力
・データから有意味なパターンを見出す分析力
・現場の状況をテクノロジー、デザイン、組織、社会の幅広い問題と結びつけて考える能力
・そのために必要なコンセプトと理論

※前回の様子


[開催日時]
・1日目|10月2日(水)9:30~17:00
・2日目|10月3日(木)9:30~16:00

[開催場所]
大阪大学中之島センター セミナー室6D
大阪府大阪市北区中之島4-3-53
※1日目のフィールドワーク時は大阪駅周辺へ移動します。

[講座内容]
《1日目|10月2日(水)9:30~17:00 観察とフィールドワーク》
◆イントロダクション
 ・概要説明&自己紹介
◆講義&ディスカッション
 ・人文知について
 ・人類学的方法について
 ・フィールドワークと「社会的状況」
◆フィールドワーク実施 ※観察時は大阪駅周辺に移動します
 ・観察とフィールドノート清書

《2日目|10月3日(木)9:30~16:00 フィールドノート比較と質的データ分析》
◆講義&ディスカッション
 ・フィールドノートの比較
 ・質的データ分析について
◆コーディング実習&発表
◆2日間の振り返り

[講師]
森田敦郎|大阪大学人間科学研究科 教授/大阪大学フォーサイト㈱ 取締役

人類学者。気候変動、テクノロジー、環境に関する人類学的な研究をタイと日本で行う。2018年 Ethnography Lab を設立し、エスノグラフィの幅広い分野への活用に取り組む。持続可能な世界への移行に寄与するために草の根の知恵、デザイン、人類学を活用する活動に、一般社団法人パースペクティブと従事。2023年そのための市民工房 Fab Village Keihoku の設立に参加。

神崎隼人|大阪大学付属図書館 特任研究員

人類学、ラテンアメリカ地域研究。南米ペルーのアマゾニアをフィールドに、先住民運動やインフラストラクチャー開発への抵抗実践について、世界観と科学的知識の摩擦、環境保護運動とのオンライン上での関わり等に注目して研究する。また、エスノグラフィのオープン化や研究データ管理基盤の活用に取り組む。Ethnography Lab ではエスノグラフィ教育に携わる。

[過去の受講生の声]
・専門外でも「人類学」という分野の全体像がわかりやすく、その中でのエスノグラフィの意義が掴めた。
・見たものを全て書き起こすという作業を初めて経験して視野が広がった。こういった訓練により色々な気づきが生まれてくるのかと感じた。
・見たもの全てをありのままに言語化することが苦しく、要約したいという誘惑に駆られた。日頃の業務を通じて自分がいかに効率化、簡略化に染まっているかを自覚できた。
・他の人のフィールドノートと比較して、同じ場所を同じ時間に観察したにも関わらず、こんなにも人によって違いが出るのかと驚いた。
・質的データ分析で、着目したテキストの抽象化とそれらの並べ替えにより、新しいストーリーが浮かび上がった。
・フィールドワーク、質的データ分析といった実践演習により、やってみなければわからない難しさを実感し、業務に適用する上での工夫のしどころがイメージしやすかった。

[事前課題]
当日までに、課題図書の該当箇所について一読をお願いします。
課題図書は当社よりお貸出ししますので、応募フォームにご都合の良い郵送先をご記入ください。

[参加費]
100,000円/人(税別、2日間) ※支払い方法は後日ご案内します。

[その他]
1. 2日目:10/3(木)のワークショップ終了後、懇親会を予定しております(予算⇒5,000円、時間⇒16:30~18:30)。
ご都合よろしければご参加お待ちしております。ご参加については、応募フォームにて講座と併せてお申し込みください。
2. 受講規約をページ下部に掲載しております。ご確認の上お申し込みください。

[Contact]
info(at)ou-foresight.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい。

[受講規約]